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土砂災害防災のフィールド
ネットワークで繋がろう、広げよう

~言葉はわかりやすく、つくる輪は親しみやすく~

一般の方々に、土砂災害とその対策について理解していただくこと、またその理解を通じて防災意識を醸成・維持していただくことは、簡単なことではありません。私たちが砂防の広報に携わって30年以上、これまでに培った経験と知識を多面的に活かし、様々な活動の支援や資機材の提供を行います。

砂防フィールド
コミュニティ

スタッフの取材記録などを交えつつ、土砂災害を克服してきた各地の活動紹介や情報提供を行っております。
この場を通じて新しい発見や様々な交流が生まれることができれば幸いです。

スマホ用アプリを新規提案! ※地域オリジナルの土砂災害防止啓発の新たなツールです※

 
  近年、多発した土砂災害の発生を踏まえ、住民自身の防災への備えの重要性が再確認されつつあります。住民の情報収集手段も多様化する中、行政機関の情報発信のあり方にも一層の工夫が求められるようになりました。
 当法人では、これまで住民と行政の間に立つ中間支援組織の立場として、行政機関が発信している防災情報をより効果的に住民レベルに浸透させるための新たな情報提供手法を模索して参りました。
 この度、急速に普及が進むスマートフォンを介して、防災関連情報を配信するためのプラットフォームを整備しました。このプラットフォームは、地図、ナビゲーション機能など同種のアプリケーションに共通する基礎部分を、予め当法人がシステム構築したもので、このプラットフォームの上に各地域のオリジナルコンテンツを上乗せできる仕様としています。アプリケーションを1から作り上げるのに比べ、低価格・短期間でオリジナル版を制作できます。
 社会環境の変化を踏まえた、土砂災害防止啓発の新たなツールとして、是非ご検討・ご活用ください。
 
◆プラットフォームイメージ図◆
 

・ほぼいつも持ち歩いている

ハザードマップ等の有益な防災情報がアプリとなってインストールされれば、平常時・災害時に役立ちます。また、土砂災害警戒情報などの気象警報等の情報を引き込みリアルタイム情報としてプッシュ配信といったカスタマイズも可能です。(気象警報等の配信には、別途費用がかかります)

・今いる場所がわかる
スマホには、GPS機能が内蔵されているため、現在地がマップ上に表示されます。地図が苦手な方でも、来訪者でも今いる場所を知ることができます。

・パソコン同様にネット検索できる
詳しい解説も際限なく掲載できることはもちろん、動画や音声による情報発信も可能です。また、紙のハザードマップを紛失した際でも、アプリにしておくことで、いつでもどこからでもインストールできます。

《PDF 464KB》  《PDF 513KB》


オリジナル版の制作までの流れ
・オリジナル版のアプリケーションは、受注制作とさせていただいております。
・制作費用は、プラットフォームに重ねる情報量、工数により異なるため、ご要望内容を踏まえ、見積書を作成させていただきます。下記の担当までお問い合わせください。
・当法人のプラットフォームを利用したオリジナル版の利用・掲載料(サーバー代、保守管理費含む)として、オリジナル版完成の翌年度より月々3万円~を申し受けます。


NPO法人 土砂災害防止広報センター 土砂災害防災力アップ アプリケーション係
電話:03―5614―1114

 
 

長崎県山川河内地区 “災害伝承「念仏講まんじゅう」調査報告書”を公開しました。


 長崎県を広く襲い299名もの死者・行方不明者を出した長崎豪雨災害(1982年7月)。犠牲者の約90%が土砂災害によるものでした。
長崎市の東に位置し、南に橘湾天草灘を望む緑豊かな太田尾町山川河内(さんぜんごうち)地区はあります。隣接する芒塚(すすきづか)地区では土石流等により17名もの犠牲者が生じましたが、本地区においても同様に土石流が発生し家屋等に被害を生じたものの自主避難等により一人の負傷者も出ませんでした。
この山川河内地区では、江戸時代末期の万延元年(1860年)に土砂災害が発生し、33名もの犠牲者が出た過去があります。以来、この地区では、この災害で亡くなられた方々等の供養と災害を忘れないために毎月14日にまんじゅう等を持ち回りで全戸に配る「念仏講まんじゅう」が行われるようになりました。
長崎豪雨災害を経験した住民の方々等に話を聞くと『江戸時代に土砂災害があったという話は「念仏講まんじゅう」等を通して知っていた』『犠牲者が出なかったのは観音様のご加護』等と言います。長崎豪雨災害後には砂防堰堤等が整備されましたが、この「念仏講まんじゅう」は今なお続けられ、本地区には『砂防堰堤の水通しから水が出てきたら逃げる』等の警戒・避難に関する意識が根付いています。
万延元年に発生した土砂災害の経験を契機に、明治・大正・昭和の戦前・戦後の激動の時代も含め、砂防堰堤等が整備された今もなお約150年もの間続けられているこの「念仏講まんじゅう」は、住民が土砂災害を自身のリスクとして理解し、地域の“絆”を育みそれを引き継いでいる事例のひとつと言えるのではないでしょうか。


 制作:砂防広報センター 災害伝承「念仏講まんじゅう」
-150 年毎月続く長崎市山川河内地区の営み-
長崎大学大学院 高橋和雄
NPO法人 砂防広報センター 緒續英章
(日本災害情報学会 第14 回学会大会投稿原稿)
災害伝承「念仏講まんじゅう」
-150 年毎月続く長崎市山川河内地区の営み-
長崎大学大学院 高橋和雄
NPO法人 砂防広報センター 緒續英章
災害伝承「念仏講まんじゅう」調査報告
-150 年毎月続く長崎市山川河内地区の営み-
長崎大学大学院 高橋和雄
NPO法人 砂防広報センター 緒續英章

 山川河内は、普段は人の訪れることの少ない山間地域の静かな集落です。
 報道関係の方々の取材や団体様の現地訪問、念仏講見学など、地域のご負担にならぬよう、
 山川河内自治会様と種々調整等させていただいております。
 上記の場合など、下記へご連絡をいただきますようお願い申し上げます。

 ○長崎大学 名誉教授 高橋和雄
 t-kazuo@nagasaki-u.ac.jp


長崎県山川河内自治会が「第17回防災まちづくり大賞」を受賞しました。

   平成24年1月23日、東京霞が関の総務省講堂において「第17回防災まちづくり大賞の表彰式」が開催されました。
総務省消防庁は地方公共団体や地域のコミュニティ、事業所等が行っている防災に関する様々な取組(創意工夫を凝らした取組、継続的な取組、地域独自の取組など)のうち、特に優れたものを表彰する「防災まちづくり大賞」を実施しています。
第17回防災まちづくり大賞の受賞団体が平成24年1月16日に公表されました。
受賞団体は、14団体で、このうち、長崎市太田尾町山川河内自治会が、(財)消防科学総合センター理事長賞を「念仏講まんじゅう配り―150年前の被災の伝承がつなぐ山川河内の防災―」と題する事例で受賞しました。
土砂災害防止広報センター(旧 砂防広報センター)は、山川河内地区の150年間続くこの取り組みを長崎大学とともに取材するなど、防災情報の発信などを通じて応援しています。
 

        防災まちづくり大賞受賞各団体の親睦と情報交換を目的に、会場を霞が関ビル35階に移し交流会が行われました。
受賞各団体がそれぞれの活動内容や活動による効果などを紹介し、和やかなひと時を過ごしました。

 
◆ 問い合わせ先
NPO法人 土砂災害防止広報センター
〒103-0008 東京都中央区日本橋中洲4番11号
TEL 03-5614-1114 FAX 03-5614-1109

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