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「地すべり地の歴史を訪ねて」と題して2本の3D映像を作成しました。

 「地すべり地の歴史を訪ねて」と題して2本の3D映像を作成しました。
大きな災害に見舞われている昨今、私たちは改めて歴史に学ぶことが大切ではないでしょうか?
 新潟県南魚沼市の魚野川支流、鎌倉沢川流域に、石積みの砂防施設群があります。
「砂防の父」と言われる赤木正雄が計画し、昭和2年に着工された90年に渡って土砂流出の被害から下流を 守ってきました。
傍らに設けられた「砂防記念碑」には、「これにより長年の災禍の源を塞ぎ、一郷は富裕となった」と記されています。
ところが、平成23年の福島・新潟豪雨によってその施設の多くが被災してしまいました。

鎌倉沢川1号堰堤付近(被災前) 鎌倉沢川1号堰堤付近(被災後)


 後山は浦佐駅から西に位置する魚沼丘陵の盆地にあります。
昔から地すべりに悩まされ、江戸時代に地すべり対策のトンネルがつくられました。
地域の方は古い資料を大切に保管していました。
そして、雪解けの時期、そのトンネルに案内してくださいました。
豊かな後山になるまでのお話しです。

秋の後山地区 江戸時代に作られたトンネル


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