森林保全と間伐の役割
森林は、木材の生産のみならず、国土の保全をはじめ、水源のかん養や地球温暖化防止のための二酸化炭素の吸収など様々な機能を持っています。これらの機能を十分に発揮させるためには、森林の適切な管理が必要であり、その中でも間伐は特に重要です。
適切に間伐が行われない人工林では、木は生命力を失い、十分に根を張ることもできなくなり、いわゆる線香林と呼ばれるひ弱な人工林が拡がっていきます。適切な手入れをすることで、陽光が林の中まで充分に入り、良質な木材を生産できるとともに、山の保水能力や山肌への根の緊張を保つことができ、雨が降っても崩れにくい、災害に強い山づくりに繋がります。
間伐作業
人工林では、1haあたりに約3000本ものスギやヒノキなどの苗木が植えられます。これが最終的(100年前後)には500〜600本になります。つまり8割程度は間伐をしなくてはなりません。人工林を適切に維持するためには、間伐のほかに下草刈りや枝打ちなどの作業が必要です。そして、間伐を続け隙間が出来たところに、次世代に繋がる植林を行ないます。このことを複層林といいます。 |

間伐前の鬱蒼(うっそう)とした状況 |

間伐後の陽光が差し込む状況 |

間伐を終えた山林の全景 |

|
| チェーンソーで伐採したあと、集材架線(ワイヤーロープ)に付けたラジキャリーと呼ぶリモコン式運搬機で道路まで吊り出す。 |
|