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災害取材報告

スタッフが現地で取材をした情報です。

 平成20年6月14日8時43分、岩手県内陸部を震源とするM7.2の直下型地震の「岩手・宮城内陸地震」が襲った。国土交通省砂防部局は、平成20年6月2日に組織された緊急災害対策派遣隊「TEC-FORCE」をただちに派遣し、被害の実態把握と同時に、必要な機材投入を決定指示した。
 現地本部は東北地方整備局岩手河川国道事務所一関出張所に設け、国土技術政策総合研究所センター長の指示のもと、点検調査範囲を岩手県大洲市、宮城県栗原市等の震度6弱以上の地域で、がけ崩れや地滑り等の発生が予想される約900地点を重点的に実施することとした。
 点検調査に携わるメンバーは、国土交通省TEC-FORCEと近隣の青森県、秋田県、山形県、福島県、栃木県、群馬県、新潟県の各県砂防専門家、そして土木研究所ならびに砂防ボランティア組織の支援を受け、各地の点検調査に配置された。
 早朝から各班は本部指示に従い、点検調査を開始し、夕方には本部事務所に戻り結果報告を行う、迅速な活動が展開され、この結果を岩手県、宮城県および関係市に連絡するという支援体制をとっている。刻々と情報は集約され、被災地の状況が整理されている。
 また、本部基地には、必要な機材が順次集結し、迅速な復旧支援が可能な体制を確立しており、無人掘削機械、照明設備、電源機器、土嚢製造機などが準備され、出動のための機器整備にも多くの人員が活動している。

 ※任意の写真をクリックして頂くと拡大表示されます。
宮城県の荒砥沢ダム下流部の砂防堰提。
堰堤は健全だが、越流水は濁っている。
配備された土のう造成機

点検地域の指示を受けるTEC-FORCE TEC-FORCE、各班の出発前打合せ

砂防ボランティアも駆けつけて支援 矢びつ砂防堰堤。右岸上流に崩壊地

砂防堰堤は健全 砂防堰堤は健全

矢びつ砂防堰堤下流の崩壊および落橋 胆沢ダム(建設中)上流右岸の崩壊

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