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土砂災害から
命を守る知識

土砂災害から命を守るために
必要な情報を提供

写真等の資料を防災教育や防災学習にご活用ください

大規模な自然災害が重なり、防災に対する国民的関心が、かつてないほど高まっています。 教育現場でも、義務教育課程において、いわゆる「防災教育」が推進されています。ここに集められている写真やイラスト類は、右下の「資料等の提供について」を一読のうえ、お手続きいただければお使いいただけます。動画につきましては当センターの著作物ではないものも含まれますので右上のお問い合わせよりご相談ください。防災教育・防災学習の様々な場面で活用いただけます。

わたしたちにできる災害への備え

雨に注意する

   土砂災害の多くは、大雨が原因で起こります。1時間に20ミリ以上の強い雨が降ったり、降り始めてからの雨量が100ミリをこえると、土砂災害が起こりやすくなるといわれています。
   洪水(こうずい)は、大雨よりも少しおくれて起こります。また、がけくずれなどは雨がやんだあとに起こることもありますので、大雨のあとは何日か注意が必要です。

雨量のめやす

  • 5~10ミリ
    家の中にいても雨の音がよく聞こえます。地面にところどころ水たまりができます。

  • 10~20ミリ
    雨の音で、話し声がよく聞こえなくなります。地面いちめんに水たまりができます。

  • 20~30ミリ
    どしゃぶりです。小川やどぶ川があふれたり、がけくずれが起こったりする危険があります。

  • 30ミリ以上
    洪水や土砂災害の危険が大きいところでは、避難(ひなん)を始めてください。

雨量をかんたんにはかるには

   雨量とは、降った雨水が地面にしみこんだりしないで、そのまま地表にたまったときの深さをミリーメートルで表したものです。雨量はあきかんなどを使ってかんたんにはかることができます。

  1. ①かんづめのあきかんや茶づつなど、上と下の直径(ちょっけい)が同じ入れ物を用意します。
  2. ②入れ物を平らな場所に置きます。このとき、雨をさえぎる木や、雨がはねかえる壁(かべ)などがないところに置きます。
    また、地面からはねかえった水が入らないように、入れ物の下に布などをしくとよいでしょう。
  3. ③1時間たったら、中にたまった雨水の深さをじょうぎではかります。これが1時間雨量です。
  • 雨量の測定

土砂災害警戒情報(どしゃさいがいけいかいじょうほう)に注意

   雨が降ったら、「土砂災害警戒情報」に注意しましょう。土砂災害警戒情報は、大雨で土砂災害の危険が高くなったときに、都道府県と気象庁(きしょうちょう)が共同で発表する情報です。市町村単位で発表されるため、自主避難のめやすになります。
   土砂災害警戒情報は、気象庁のホームページや、各都道府県の砂防課などのホームページで確認できるほか、テレビやラジオの気象情報でも発表されます。また、都道府県や市町村によっては、携帯電話に自動的に土砂災害警戒情報を送ってくれるサービスもあります。市町村役場から放送される防災無線も、よく聞くようにしましょう。

気象庁 土砂災害警戒情報(外部サイトへリンクします)http://www.jma.go.jp/jp/dosha/

  • 土砂災害警戒

気象予報のことばの意味を理解する

気象情報(天気予報)や災害情報でよく使われることばの意味をおぼえておきましょう。

大雨警報(けいほう)
大雨のおそれがあります。
大雨洪水警報
大雨により、洪水のおそれがあります。
土砂災害警戒情報
大雨により、土石流・地すべり・がけくずれの発生する危険が高まりました。
避難勧告(かんこく)
危険な状態(じょうたい)です。避難をおすすめします。(市町村からのお願い)
避難指示
大変危険です。ただちに避難してください。(市町村からの命令)

気象庁 天気予報等で用いる予報用語(外部サイトへリンクします。) http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/mokuji.html