ホンデュラスの「水」事情
1.水はどこから得るか
 街レベルでは、水道から。
 より小さい村では、近くの井戸(供与)か川から。

 大体ですが、ホンデュラスは5月から11月までが雨季です。雨季といっても「雨が降る季節」といった感じで、12月から4月の乾季には雨がぜんぜん降らないらしいです。
先日も、雨季なのにしばらく降らなかったこともあり、村に供給しているタンクの水が空っぽになりました。1週間ほど蛇口をひねっても、さっぱり出ない状況でした。

2.どんな風に使うか。そのまま飲み水として利用できるか。
 飲み水には、沸騰させて使うのが普通ですが、田舎では、そのまま飲んでいる地域もあります。

 村に供給しているタンクに溜まる水は綺麗ではありませんが、村の人は飲料しています。だから、村の人口の大部分は下痢している状況です。ミネラルウォーターが販売されていないので飲まざるを得ないですね。煮沸して飲む分には、問題は軽減されますが、それを省くとやはり危ないです。
 主流となる川から分岐された支流に流れ込み、そのまま村までたどり着きます。
 村の一世帯は、どんなに水を使っても一ヶ月15レンピ(およそ100円)。水が出なくても払います。また出るときはとことんまで使うので、枯渇するのもやはり早いです。問題は、大きなタンクがあればいいのか、それとも各個人のモラルなのか?考えます。
 また水を持ってる家は、バケツいっぱい2レンピで販売するなどしています。あくどい商売にも思えますが、洗濯用、飲料用、トイレ用、さまざまな用途で用いられます。
 BODやCODを計ってはいないけど、おそらく日本では問題以上になるレベルの悪化は見て一目と言ったところで、知己に富む医師は、一切この水を飲料には使途しません。私も近所の家族に招待されたときに、「水を飲むか?」といわれると、暑くてもコーヒーが良いと言います。そのほうが煮沸されるからです。もし水が出てくると、いらないともいえないので、隙を狙って捨てます。同じ人間である、と根底で思ってても、水ひとつで体調を崩すことは往々にあるので、その問題は今も考えています。

3.子どもたちは川や湖、海などの水で遊ぶか
 よく遊びます。

 暑いので、水があるところや水溜り、各家庭の水をためるところ、(Pilaと呼ぶ。)、川などで水遊びをします。びちゃびちゃになればなるほど喜びます。
 また、川で洗濯と言った桃太郎のおばあさんのようなことも、水道が来ないときはせざるを得ません。その横で牛や馬がちびちびとなめる様に飲みます。

4.人々(子どもたちも含む)は水についてどう考えているか?水をどう守っているか?
 水に感謝している。雨が降ると喜びます。
 水道事情が悪いので、水は週2日くらいしか蛇口から出ません。
 その上、乾季には全く無くなることもあるので、晴れより雨の方が好まれます。

 村の人は、「水を買う」と言う行為が奇異に見えています。認識がなされていないからでしょうか?
 日本でも当初は、「ガソリンよりも水が高い」と言ってミネラルウォーターが拒否されていた時代もあったので、その感覚に近いのかもしれません。それ以上に、「安全な水」という発想が希薄なような感じです。