11/2004 グアテマラ共和国「独立記念日の行事 その2」
 独立記念日を祝う行事はまだまだあります。
 小学校や中学校では、「アルタル」というものを作ります。「アルタル」というのは、 日本語に直訳すると「祭壇(さいだん)」となりますが、独立記念日の行事として 作る「アルタル」はちょっと違います。床にマツの葉やコケなどを敷き、その他の植 物の花や葉で飾ったり、昔からグアテマラで作られている伝統的な作物(とうもろ こしなど)や民芸品を置いたりして、グアテマラという国を愛する気持ちを形に表 したものといえます。
 また、グアテマラでは古い時代にマヤ文明という文明を築いた人たちの伝統的 なダンスが残っています。特に女性はとてもきれいな民族衣装を着て踊るので、 思わず見とれてしまいます。
 様々な行事が行われたのち、独立記念日(9月15日)の前日の午後にはた いまつを持ってみんなで走ります。オリンピックの聖火リレーと同じような光景です。 たいまつには、「自由の炎」という特別な火を市役所などで点火してもらいます。 そうして道を走っていると、近所の人たちがふざけて水をぶっかけてきます。暑いと きにはちょうどいいのですが、みんなずぶぬれです。
 独立記念日当日は学校も休みなので、走り疲れた子供たちはゆっくり休みます。

<クイズ>
 マヤ文明って、いつ頃の時代のどんな文明だったんだろう?
 グアテマラにはマヤ文明の遺跡がたくさんあって、その中にはユネスコの世界遺産 に登録されているものもあります。とっても見ごたえのある遺跡なので、ちょっと調べ てみて!

小学生の作ったアルタル。人形にもちゃんと民族衣装が着せられてあります。

中学生の作ったアルタル。自然の素材をたくさん使っています。

伝統的なダンスを披露する小学生。手には水を入れるつぼを持っています。

これは鹿のダンス。昔、動物がたくさんいて、人々が狩りをしていた頃のことを表しているようです。

市長さんに「自由の炎」を分けてもらっているところ。

こんなふうに夜になるまでたくさんの人が走ります。子供だけでなく大人のグループもあります。