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土砂災害防災のフィールド
ネットワークで繋がろう、広げよう

~言葉はわかりやすく、つくる輪は親しみやすく~

一般の方々に、土砂災害とその対策について理解していただくこと、またその理解を通じて防災意識を醸成・維持していただくことは、簡単なことではありません。私たちが砂防の広報に携わって30年以上、これまでに培った経験と知識を多面的に活かし、様々な活動の支援や資機材の提供を行います。

砂防フィールド
コミュニティ

スタッフの取材記録などを交えつつ、土砂災害を克服してきた各地の活動紹介や情報提供を行っております。
この場を通じて新しい発見や様々な交流が生まれることができれば幸いです。

「雑記帳 」

隅田川の起点『岩渕水門』

3連休の最終日、ふと隅田川の起点が見たくなり、散歩がてら自転車で荒川を遡り、
東京都北区志茂にある荒川と隅田川を分岐する岩渕水門を訪ねてみた。

 

荒川と隅田川の分岐点、対岸のビル群は川口市

岩渕水門は、荒川と隅田川を仕切る水門で、荒川の流量が増えた場合に、
隅田川の洪水を防ぐ目的で大正13年(1924年)に竣工した通称『赤門』と呼ばれる旧水門と
昭和57年(1982年)に竣工した通称『青門』と呼ばれる新水門の2つが存在している。

 

旧水門『赤門』                  新水門『青門』

旧水門については新水門の完成に伴ってその役割を終えてしまったが、土木建築物としての価値が再評価され、
平成7年(1995年)には産業考古学会によって推薦産業遺産となり、
平成11年(1999年)には東京都選定歴史的建造物に指定され、現在も取り壊されることなく保存されている。

 

 

 

現在、新水門は航路確保のための浚渫工事中ではあるが、荒川側の資材置き場の脇には、
この水門を管轄する国土交通省荒川下流河川事務所によって、
岩渕水門インフォメーションなるプレハブ小屋が設けられており、
パネル展示や動画等により、工事概要や荒川の歴史について説明がされていた。
 

そして、ここから隅田川が始まる。